K女史の放物線

 記事を書くのがとても遅くなりました。

実を言うとお花見の後、風邪をひいてしまいまして寝込んでいたしだいです。

お花見カフェは盛況でしたよ。船の上を吹き渡る風は本当に気持ち良くて、桜の花びらが舞い散って素敵でした。

手のひらで花びらを受け止めたりなんかしてまるで映画の主人公にでも
なった気分で。

ただねぇ・・・

ご一緒したKさんは、近所の方から女史と言われるほどの博識があるかたです。今年還暦とは思えぬ若々しさで、ご自分でも自身満々の若さなのです。

お花見の日もK女史は、熱く篤くイタリヤ映画「ひまわり」を語っておられました。ソフィアローレンの力強い演技、マストロヤンニの揺れる心等々です。

K女史と私の前には、運ばれたばかりの料理が美味しそうに湯気をたて
ていました。

K女史は、「そうなのよ、ソフィアローレンは強いだけではないのよ。
人を真剣に愛した時に身を引く優しさも強さと同じように演じ分けることができる・・」

そこまで言った時、K女史の身に不幸がおこりました。

あ〜思い出しても笑えて(いや失礼)思い出しても気の毒で。

もったいぶるなって?コウカクアワヲトバシテとはさもありなんとばかりに熱くかたっていた女史の口から入れ歯が飛び出したのです。

下に落ちるのならまだいい ところが、K女史の入れ歯は放物線を描いて前の通路へと飛んでいったんです。

いえいえ大げさではございません。ほんとに放物線状態でスコーンと。

横のカップルは笑いをこらえるのに必死。隣の夫婦はお互いの足を踏み
合い、笑いをこらえ、私は、気づかなぬふりをしようと無謀なかけにでました。

ところが、世の子供は正直でした。

「あのおばちゃんお口から歯がとびだしたよ〜。」「きたないよ〜」って。

帰りの電車のきまづかった事は言うまでもありません。



タグ:映画
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